外国企業がベトナムでよくやる税務と順守の誤り

そして費用のかかる手直しを避ける方法
ベトナムで外国企業がぶつかる税務と順守の問題の多くは、攻めの節税から生まれるのではありません。現地の規則を取り違えたり、手続きの要件を軽く見たり、ベトナムでは通らない海外のやり方をそのまま持ち込んだりすることから生まれます。
本稿は外国企業がよくやる税務、会計、規制の誤りを挙げ、賢い企業がその代わりに何をして順守と監査への備えと業務の柔らかさを保っているのかを示します。
1️⃣「売上がないから申告も要らない」と考えること
これがいちばん多い誤りです。
会社が次の状態であっても同じです。
- 売上がない
- 事業をまだ始めていない
- 一時的に休んでいる
👉 付加価値税、個人所得税、(該当すれば)法人所得税、そして会計の報告はそれでも提出が必要です。
📌 活動がなくてもゼロ申告は要ります。
怠れば自動的に処分が科されます。
2️⃣ 会計を年に一度の仕事として扱うこと
ベトナムの会計は毎月、取引ごとのものであり、年に一度の作業ではありません。
よくある誤りはこうです。
- 取引を四半期や年単位で記録すること
- 監査の直前に帳簿を組み立て直すこと
- 毎月の銀行の突合をしないこと
- インボイスの処理が遅れること
📌 年次監査は粗い月次会計を直してはくれません。むしろ露わにします。
3️⃣ 現地の規則ではなく海外の会計基準を使うこと
ベトナムは次の順守を求めます。
- ベトナム会計基準
- ベトナムの勘定科目体系
- ベトナム語の記録
- 会計通貨としてのドン
誤りはこうです。
❌ 国際基準の財務諸表だけを出すこと
❌ 海外のインボイスの仕組みを使うこと
❌ 英語だけで記帳すること
📌 海外の基準は社内で使えますが、法定の順守には使えません。
4️⃣ 付加価値税の扱いを誤ること
付加価値税は、ベトナムで最も処分の多い税目のひとつです。
よくある誤りはこうです。
- 誤った税率を使うこと
- インボイスの発行が遅れること
- 有効なインボイスなしに仕入税額を控除しようとすること
- 輸出役務の区分を誤ること
- 「ゼロ税率」の申告を落とすこと
📌 付加価値税の誤りは調整では済まず、全面的な税務調査を招きがちです。
5️⃣ 法人所得税の予定納付を見落とすこと
法人所得税は年度末にだけ納めるものだと思っている会社が多くあります。
実際にはこうです。
- 法人所得税は四半期ごとに予定納付が要ります
- 納付が足りないと延滞利息が生じます
- 年度末の確定は、予定納付の不足に対する処分を消しません
📌 ここで外国の財務責任者はよく驚きます。
6️⃣ 費用の裏づけが弱いこと
当局は費用が損金になるかを強く見ます。
よくある問題はこうです。
- 付加価値税のインボイスの欠落
- 基準額を超える現金の支払い
- 漠然とした役務の説明
- 事業目的を示す証跡がないこと
📌 きちんと裏づけられない費用は、たいてい否認されます。
7️⃣ 管理料とグループ内請求の使い方を誤ること
管理料はベトナムでリスクの高い領域です。
誤りはこうです。
- 実体のある役務なしに料金を請求すること
- 役務契約がないこと
- 成果物や証跡がないこと
- 比較の分析がないこと
- 料金を利益の抜き出しの道具として使うこと
📌 こうした料金は調査で全額否認されることがよくあります。
8️⃣ 移転価格の義務を見過ごすこと
移転価格の順守は選択ではなく手続きです。
よくある誤りはこうです。
- 関連者取引を開示しないこと
- 調査の通知を受けてから書類を作ること
- 全社共通の移転価格報告書をそのまま写すこと
- 低い利幅や赤字を軽く見ること
📌 移転価格の義務を落とせば、小さな会社でも調査を受けえます。
9️⃣ 税務申告の期限を落とすこと
ベトナムの処分は期限に沿って自動で科されます。
よくある原因はこうです。
- 月次と四半期の申告を取り違えること
- 海外の暦に頼ること
- 現地の順守の管理表がないこと
- 監査の完了が遅れること
📌 ひとつ期限を落とすと、しばしば複数の処分につながります。
🔟 源泉徴収税の扱いを誤ること
外国企業は、誰が源泉徴収税を負うのかをよく取り違えます。
誤りはこうです。
- 海外で行った役務は課税されないと考えること
- 源泉徴収税の付加価値税の部分を落とすこと
- グロス契約とネット契約を取り違えること
- 源泉徴収の申告が遅れること
📌 誤りの責めを負うのはたいていベトナムの支払者です。
1️⃣1️⃣ 適切な構えなしに外貨を送ること
ベトナムの銀行は外為の規則を厳しく執行します。
よくある誤りはこうです。
- 誤った口座を使うこと(運営口座と資本口座)
- 裏づけの書類が欠けていること
- 監査の前に送金しようとすること
- 未納の税が送金を止めていること
📌 こうしたつまずきは「銀行の問題」に見えて、実は規則の違反です。
1️⃣2️⃣ 早すぎる時期に誤った参入の形を選ぶこと
多くの問題は市場参入の段から始まります。
たとえばこうです。
- 採用だけが必要なのに会社を設けること
- 適法な雇用の代わりに業務委託者を使うこと
- 駐在員事務所を用途に合わない形で使うこと
- 法人設立を長く先延ばしにすること
📌 参入の構えが長期の順守の負担を決めます。
1️⃣3️⃣ 順守の費用と手間を軽く見ること
外国企業はよくこう見込みます。
✔ 設立の費用
❌ 続いていく順守の費用
実際には次があります。
- 月次の会計
- 税務の申告
- 給与の順守
- 監査
- 調査
- 規制上の報告
📌 順守は一度きりではなく続いていくものです。
順守の問題は実際どこから生まれるのか
実務では、問題はたいてい次から生まれます。
- ベトナムの規則についての経験の不足
- 現地の助言の欠如
- ばらばらの委託先(法務と会計と人事が噛み合わない)
- 先回りではなく後追いの順守
処分のほとんどは防げるものです。
賢い外国企業はこうして誤りを避けます
✔ 現地の会計と税務の専門家を使う
✔ 順守の暦を保つ
✔ 月次の記帳をきちんと行う
✔ グループ内取引を早く点検する
✔ 税務と法務と人事と外為の計画を揃える
✔ 合う場面では EOR を選ぶ
✔ 撤退と利益送金を早く計画する
BusinessPartner.vn の費用のかかる誤りの予防
BusinessPartner.vn は外国企業を次のように支援します。
- 会計と税務の順守を端から端まで
- 月次の記帳と申告
- 付加価値税、法人所得税、個人所得税、源泉徴収税の管理
- 移転価格と監査への備え
- 外為と利益送金の計画
- 記録上の雇用主と法人設立の戦略
- 続けての順守の健康診断
👉 当社のベトナム順守アドバイザーにご相談いただき、いまの組み立てを点検して隠れたリスクを取り除いてください。


