ベトナムの労働許可:要件と所要期間(2026年版)

御社がベトナムで外国人を雇用する予定なら、労働許可の枠組みを理解しておくことが欠かせません。ベトナムは就労資格の規定を厳格に運用しており、違反は雇用契約、ビザ、給与のすべてを無効にし得ます。
この2026年版では、誰が労働許可を必要とするのか、要件と免除、所要期間、外国の雇用主がよく犯す誤り、そして EOR を通じて効率よく処理する方法を解説します。
外国人従業員に労働許可は必要か
多くの場合、必要です。ベトナムの使用者、EOR を含みますが、その下で働く外国人は、法で定める免除に当たらない限り有効な労働許可を保持していなければなりません。
適法な許可なく働くと、使用者と本人の双方に罰金が科され、雇用契約が無効になり、ビザの取消しや退去強制につながり、当局の注視も強まります。
誰が取得すべきか
ベトナムで30日を超えて働く外国人、ベトナムの使用者や EOR から報酬を受ける人、管理職、専門家、技術職の役割を担う人、長期の任務に就く人です。
ベトナム国外でのリモート勤務に労働許可は不要ですが、業務がベトナム国内で行われた時点で就労資格の規定が及びます。
誰が免除されるか
一部の外国人従業員は労働許可の免除に当たりますが、その場合も免除の確認手続きは必要です。
よくある免除の類型は、30日以内で回数の限られた短期の任務、基準を満たす所有者や出資者、特定の会社形態における取締役会の構成員、条件を満たす企業内転勤者、一部の国際機関の職位です。免除は書類が要らないという意味ではありません。当局は正式な登録を求めます。
要件と書類
許可を得るには、使用者はその外国人が専門家、管理者、経営者、技術労働者の要件を満たすことを示す必要があります。
中核となる書類は、有効なパスポート、本国とベトナムの犯罪経歴証明、指定機関での健康診断、学位や職歴証明による資格の裏づけ、使用者側の書類、職務記述書とその職位が必要である理由の説明です。書類は領事認証を受け、ベトナム語に翻訳し、定められた様式で提出します。
所要期間
| 手順 | 目安の期間 |
|---|---|
| 人材需要の承認 | 10〜15営業日 |
| 書類の準備 | 2〜4週間 |
| 労働許可の処理 | 5〜10営業日 |
| 合計 | 6〜8週間 |
遅れの原因は多くの場合、書類の誤りや領事認証の不備です。
有効期間と更新
労働許可の有効期間は通常最長2年で、事案により1回の更新が可能、その後は改めて申請するのが一般的です。雇用の中断を避けるには、早めの計画が欠かせません。
ビザと一時居住カード
労働許可は適法な雇用の一部にすぎません。外国人従業員には、商用ビザまたは就労ビザ、長期滞在のための一時居住カードがさらに必要になる場合があります。これらは労働許可の状態と連動します。
よくある誤り
- 短期の業務なら許可は要らないと考える
- 観光や商用のビザで就労する
- 領事認証が整っていない書類を提出する
- 職務の分類を誤る
- 更新の期限を逃す
- 免除の登録をしない
これらの誤りは、雇用の取り決め全体を無効にし得ます。
EOR で採用する場合
EOR を使うと、EOR が法的な使用者となり、労働許可の申請を準備して提出し、ビザと居住カードを調整し、給与とコンプライアンスの整合を保ちます。外国企業の事務負担とリスクは大きく下がります。
労働許可が最善でない場合
短期の技術訪問、ベトナム国外で行うプロジェクト型のコンサルティング、ベトナムでの滞在がごくわずかな地域職など、別の形が適することもあります。違反を避けるため、事案ごとの判断が必要です。
2026年のチェックリスト
労働許可の要否を確かめ、免除の該当性を検討し、要件に合う書類を整え、処理に十分な時間を見込み、ビザ・給与・契約の日付をそろえ、期限と更新の時期を追ってください。
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